増えてきてます!感染性胃腸炎
新年あけましておめでとうございます🎍アクアキッズクリニック市川院です!
今年も地域の子ども達のために、スタッフ一同頑張っていきたいと思います!
2026年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
さて、1月に入り寒さも増す一方で胃腸炎が流行ってきました。今回は誰もが一度はかかったことがある「感染性胃腸炎」について、ご家庭でできる対応と受診の目安などについて説明していきたいと思います。
感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌が原因で、胃や腸に炎症が起こる感染症です。
症状としては、胃や腸に不調をきたすのが特徴的で、嘔気や嘔吐、下痢、腹痛、発熱などがあげられます。小児ではウイルスが原因のものが多く、ノロウイルス、ロタウイルスなどがあります。
症状の経過
1〜2日の潜伏期間のあと、多くの場合は嘔気・嘔吐から始まり1日程度で治まります。その後に下痢や腹痛、発熱などが続きます。下痢は3日〜1週間程度続きます。
治療方法
胃腸炎の多くはウイルス性のものであるため、特効薬はありません。
基本的には、嘔気や嘔吐に対して制吐剤、下痢や腹痛に対して整腸剤や痛み止めなどの対症療法で自然に良くなるのを待ちます。
ご家庭でできる胃腸炎の対応
水分補給について
胃腸炎にかかると、嘔吐や下痢により水分が外に出てしまうため、水分や塩分が不足しがちになります。体内の水分や塩分が足りなくなってしまうと、脱水を起こす危険性があるため、水分摂取はとても大切です!
子どもは大人より体内の水分量が多く、糖質の貯蔵量が少ないのが特徴です。そのため、半日〜1日食事や水分をとらないだけでも、大人よりも脱水や低血糖に陥りやすいです。
そこで重要なのが、こまめな水分補給となってきます!
飲み物は、水やお茶だけではなく、味のある糖分・塩分を含む飲み物がおすすめです。
イオン水(OS-1)や甘いジュース(リンゴ、ぶどうジュースなど)もおすすめです。糖分や塩分もとることが大切です。
具体的な水分補給の方法
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ステップ1:嘔吐後の様子観察
嘔吐してから1~2時間程度は様子を見ましょう。 -
ステップ2:少量ずつの水分補給
ゆっくり水分摂取を始めましょう。本人たちは喉が乾いていて一気に飲みたがりますが、たくさん飲むことで再度嘔吐をしてしまう可能性があります。最初はスプーン1杯程度の少量(口に含んでも吐くことすらできない量)から始めます。これを10分〜15分おきに続けていきます。 -
ステップ3:徐々に水分量を増やす
1時間ほど経過しても嘔吐がなければ、徐々に水分を増やしていきましょう。
食事について
吐き気や下痢がひどいときは無理に食事をとる必要はありません。
食欲がもどってきたら、消化の良い食べ物からすこしずつ食べ始めましょう!
おすすめの食べ物
- おかゆ
- うどん
- そうめん
- 果物
- ゼリー
- 柔らかく煮込んだ野菜など
避けるべき食べ物
- カレー
- お寿司
- パスタ
- ケーキ
- スナック菓子
- 牛乳
- チョコなど
- 生ものや脂分野多い肉や魚など
脱水の見分け方
お子さまの親指の爪を5秒ほど圧迫し、離してみてください。2秒以内に色が戻れば問題なし、戻らない場合は脱水が考えられます。
また、唇が乾燥していたり、泣いても涙やよだれがでない、いつも通りおもちゃなどで遊ばず活気がない、ボーッとしている、などの症状も脱水として考えられるため注意してください。
再受診の目安
- 嘔吐が繰り返しあり、水分が全くとれてない
- おしっこが12〜24時間以上でない
- 唇や口が乾燥していてよだれがでない、泣いても涙が出ない
- 活気がなくぼーっとしている、ぐったりしている、元気がない など
家族を守るために感染予防を徹底しましょう!
感染性胃腸炎は感染力がとても強いです!そのため家族内感染はとても多く、家族のうち1人が感染すると、ご家族内でうつし合ってしまい、看病している保護者の方が最後にかかってしまうというお話もあるあるです。
お家で感染予防対策を徹底することで、「一家撃沈」の事態を防ぎましょう!
感染経路と注意点
感染性胃腸炎の感染経路は主に2つあります。
- 接触感染:感染者の排泄物や嘔吐物に含まれるウイルスが、他者の手→口を通して体内に入ることで感染します。
- 飛沫感染:咳やくしゃみ、嘔吐した瞬間などに、目に見えないウイルスが空気中に広がり、それを他者が吸ってしまい感染します。
原因菌であるロタウイルスやノロウイルスは非常に感染力が強く、アルコールにも強いという特徴があります。
また、症状がなくなったあとも、1〜2週間ほどは便中にウイルスが排出されるため、二次感染にも注意が必要です⚠
家庭でできる感染対策
- 手洗いは石けんと流水でしっかり洗いましょう
- タオルや食器類は共有しない
- 汚染した洗濯物は家族のものとは別に洗濯をしましょう
- アルコール消毒は効かないので、次亜塩素酸(ミルトンなど)で消毒を!
- 定期的な換気を行いましょう
まとめ
感染性胃腸炎は、非常に感染力が強いため、あっという間に広がります。感染経路を知ることは最大の予防につながります。正しい手洗いと適切な処理で家族みんなを守りましょう!
また、胃腸炎の症状に限らず、ご心配な症状などございましたら、いつでも当院へご受診・ご相談ください。お待ちしております。
