年末年始に増える「子どもの事故」にご注意ください 〜みんなに伝えたい!家庭でできる予防策まとめ〜
こんにちは。アクアキッズクリニック市川院です!
あっという間に今年も残りわずかとなりました。みなさんにとって2025年はどのような1年だったでしょうか?
アクアキッズクリニック市川院は、みなさまのおかげで、開院してから無事1年を迎えることができました。
これからも地域の子どもたちのために、スタッフ一同頑張ります!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末年始はなにかと家の中も外出先でも、いつも以上に慌ただしくなる時期ですね。
帰省やお買い物、来客の準備などで大人の注意が散漫になりやすく、子どもが思わぬケガをしてしまうことがあります。
とくに小さなお子さまは、大人が想像もしない行動をすることがあり「ちょっと目を離した隙に・・・」というタイミングで、事故が起きてしまうこともあります。
大人も子どもも、年末年始を楽しく安全に過ごせるように、注意したい子どもの事故と家庭でできる予防策をまとめたので、ぜひご一読ください!
年末年始に注意したい子どもの事故と予防策
年末年始は、普段と異なる環境で過ごすことが多く、子どもたちは思わぬ事故に遭遇する可能性があります。ここでは、特に注意すべき事故の種類と、家庭でできる予防策をご紹介します。
1. 転倒・転落事故
年末年始は、実家に帰省する家庭も多いことから、「慣れない家の作り」が原因のケガも増えています。
よくあるケース
| ①意識の確認 | ・意識はあるか、けいれんなどはしていないか ・転倒・転落後すぐに泣いたか ※全く反応しない、ぐったりしている様子などがあればすぐに119番で救急車を呼びましょう。 |
|---|---|
| ②外傷の確認 | ・出血がないか、手足の動きの左右差などは無いか確認 ・出血があれば清潔なガーゼや布で押さえましょう ・たんこぶができている場合は20分ほど冷やしましょう(氷水や冷やし過ぎは注意) |
| ③転倒・転落時 の状況を把握 |
・どれくらいの高さから、どこに、どのようにぶつけたのか (病院での診断で必要な情報です。確認しておきましょう) ※特に1.5m以上の高所からの転落は、重症化リスクが高いとされています。 |
自宅でできる予防策
- 帰省先など到着後、まずは危ないポイントがないか大人がチェック
- ソファでの寝かしつけは避ける
- コード類はまとめて高いところへおいておく
- 階段に簡易ガードを置く、または大人が見守る
帰省や旅行は短い滞在期間のせいで油断しがちですが、最初にチェックしておくと事故を大幅に減らすことができます。
2. 誤飲・窒息(お餅やナッツ・小さなおもちゃに注意)
年末に多い事故が誤飲や窒息です!
窒息事故の中で年末年始に起こる割合は20%と言われており(高齢者も含む)、冬の定番である“お餅”は、特に1〜3歳の子どもにとっては、窒息のリスクが非常に高いです。もちもちとした食感が喉に張り付きやすく、噛む力も飲み込む力も未発達のため、窒息事故につながるケースが少なくありません。
よくある原因
- お餅をそのままのサイズで食べる
- ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類
- 小さなおもちゃやパーツ
- お年玉袋に入っている小物やお金
ボタン電池や磁石の誤飲は、体内で化学反応を起こしたり、腸に穴を開けたりする危険性があり、緊急の対応が必要となる場合もあります。
自宅でできる予防
- お餅は小さく切り、食べるときは必ず大人がそばで見守る
- ナッツ類は固くて噛み砕く必要があるので、5歳までは避ける
※消費者庁でも注意喚起を促しています
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20220128/ - 小物類は食卓に置かない、床に放置しない
- プレゼントを開けたら小さな部品をすぐに片付ける
- 電池の入っているものは壊れたら放置しない
窒息は数十秒で命に関わることもあるため、「食べるときは座る」「大人が見ていること」が最重要となります。
3. やけど
寒い時期は、暖房器具や温かい料理が増えるため、やけどの事故が多くなります。
特に0〜3歳は、視野が狭く距離感も未発達なため「熱いものに近づいている」という認識がありません。
子どもは大人に比べ身体が小さいため、やけどの範囲が広く、皮膚が薄いので、低温でも重い症状になることがあります。そのため大人よりも注意が必要です。
よくある原因
- 煮込み料理の鍋
- 炊飯器の蒸気口(勢いよく熱い湯気が吹き出す)
- 石油ストーブ・電気ストーブ
- ホットカーペット
- 電気ケトルのコードを引っ張ってしまう。
ストーブの前は暖かくて気持ちがいいため、子どもが思わず寄っていき、手をついた時に火傷を負う例があります。
火傷の応急処置
やけどを負ってしまった場合、冷静で早急な処置が必要です。応急処置の仕方によっては、やけど跡が残ってしまったり、完治が遅れてしまうこともあるので、十分に注意して対応をしましょう。
| ①水で冷やす | 15~30分を目安に患部を冷やしてください。 冷やし過ぎると低体温症になってしまう恐れがあるので気をつけてください。 ※広範囲に渡るやけどの場合は、患部を清潔なタオルで覆い、すぐに病院に行きましょう。 |
|---|---|
| ②衣服は脱がせない | 衣服の上からやけどをした場合は、無理に脱がさず衣服を着たまま、流水で冷やすようにしてください。 |
| ③包帯を巻かない | 病院での処置に支障をきたすケースが多いため、患部は清潔なガーゼかタオルで覆うのみにしましょう。 |
自宅でできる予防
- 鍋の取っ手は「はずす」か「内向き」にする
- ストーブの周りに柵を置く
- ストーブの前は「子どもから1mルール」
- 炊飯器は子どもの手が届かない位置へ
- 電気ケトルのコードはまとめておく
特に炊飯器の蒸気による火傷は非常に多く、蒸気口はとても熱いため要注意!
普段の生活環境では細心の注意を払っていても、帰省先や旅行先など、一時的に滞在する場所では、危険な場所の把握が難しくなり、お子様を予期せぬ事故から守るのが一層難しくなります。
特に炊飯器は、ご実家など普段小さなお子様がいない家庭では、「子どもの視点」での安全対策がされていないことが多いため、非常に危険な盲点になりやすいです。環境把握をしっかり行いましょう!
まとめ
事故の多くは少しの注意で防げるものです。
忙しい時期ですが、周囲の大人みんなで見守っていきましょう!
年末年始も心配なことがございましたら、当院は365日診療をしておりますので、いつでもお気軽にご相談、ご受診をしていただければと思います。
ご家族皆さまが、安全で穏やかな年末年始を過ごせますように。
良いお年をお迎えください!
