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新年度に確認したい!子どもの予防接種スケジュール

[2026.04.24]

こんにちは。アクアキッズクリニック市川院です!4月に入り、新年度がスタートしましたね。お子様たちは入園や入学、進級など、生活が大きく変わる時期です。このタイミングでぜひ確認していただきたいのが、「予防接種」のスケジュールです。

予防接種には、それぞれ接種できる年齢や期限が厳密に決められています。特に「◯歳まで」や「就学前まで」といった期限を過ぎてしまうと、公費で受けられず自己負担金が発生したり、接種の機会を逃してしまったりすることもあります。

新生活でたくさんのお友だちと過ごす毎日は、成長の機会になる一方で、様々な感染症にかかるリスクも高くなります。予防接種には、病気にかかりにくくする、かかっても重症化を防ぐ、周りのお友だちへの感染を広げにくくするといった大きな役割があります。お子様が安心して新しい生活をスタートできるように、今できる準備を一緒に始めていきましょう。

今回は、新年度に変わるタイミングで接種できるワクチンや、小児科医師がおすすめするワクチンについて解説します。

麻疹風疹(MR)ワクチン:早めの接種が大切です

MRワクチンは、定期接種として認められている期間が短いため、予診票が届き次第、速やかに接種することをおすすめします。1回の接種で約95%の人が抗体を得られますが、2回接種することでほとんどの方が確実な免疫をつけることができます。今年も国内での麻しん発生が報告されています。入園・入学前に必ず済ませておきましょう。

1期 1歳から2歳まで
2期 年長さん(小学校入学前の1年間)

麻しん(はしか)の恐ろしさと症状

麻疹ウイルスは感染力が非常に強く、空気感染するためマスクや手洗いでの予防が困難です。免疫がない人が感染するとほぼ100%発症し、1000人に1人が亡くなる可能性がある非常に恐ろしい感染症です。

潜伏期間 10日前後
主な症状 38度以上の発熱、咳、鼻水、結膜炎、口の中の白い斑点(コプリック斑)
合併症 肺炎、中耳炎、急性脳炎(後遺症のリスクあり)

風しんの症状と妊婦さんへの影響

風しんは、発熱や全身の赤い発疹、リンパ節の腫れが主な特徴です。妊娠早期の女性が感染すると、赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が出る先天性風しん症候群の原因となるため、社会全体での予防が重要です。

おたふくかぜワクチン:任意接種でも推奨される理由

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、耳の下にある唾液腺が腫れて痛む病気です。任意接種ですが、日本小児科学会では合計2回の接種を推奨しています。市川市では、1歳から7歳6ヵ月未満の方を対象に、1回に限り一部公費助成(自己負担1,400円)で接種可能です。

1回目 1歳
2回目 年長さん(小学校入学前の1年間)

おたふくかぜの深刻な合併症

多くは軽症で治りますが、以下のような重大な合併症を引き起こすことがあります。これらを防ぐためにワクチンが有効です。

ムンプス難聴 1000人に1人の確率で、生涯にわたる感音性難聴を発症します。
無菌性髄膜炎 1〜10%の割合で発症し、高熱や激しい嘔吐、意識低下などが現れます。
精巣炎・卵巣炎 思春期以降の発症では、将来的な不妊の原因になることがあります。

二種混合(DT)と三種混合(DPT)ワクチン

小学校高学年で受ける定期接種についても、内容を検討する価値があります。

二種混合ワクチン(DT)

ジフテリアと破傷風の2種類を予防します。定期接種の対象は11歳から12歳です。

三種混合ワクチン(DPT)への変更のすすめ

当院では、二種混合の代わりに、百日咳の予防もできる三種混合ワクチンへの変更を推奨しています(自費診療)。近年、日本で発生が増えている百日咳は、学童期に抗体が減少して流行することが多いため、追加接種が非常に有効です。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

HPVワクチンは、将来のがん予防に直結する重要なワクチンです。性交渉によって感染するウイルスを防ぎ、女性の子宮頸がんだけでなく、男性特有のがんや尖圭コンジローマの予防にもつながります。

定期接種対象 小学6年から高校1年相当の女子
接種回数 15歳未満での開始は2回、15歳以上は合計3回
男性の接種 任意接種(全額自己負担)として可能です

まとめ:余裕を持ったスケジュール管理を

新年度は、ワクチンの接種漏れに気づける絶好のチャンスです。「まだ大丈夫」と後回しにしていると、公費負担の期限を過ぎてしまうこともあります。お子様の健康を守るために、計画的な接種を心がけましょう。

ワクチンの種類やスケジュールについて、少しでも不安なことがあれば、クリニックスタッフまでお気軽にご相談ください。お子様の健やかな新生活を全力でサポートいたします!

参考資料
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